2015年1月23日 星期五

バイオミミクリー/自然がつくりだす形│仿生/自然型態 文:末光弘和

(收錄於《SUEP. Book1:末光弘和+末光陽子建築作品集》,田園城市出版,2015.1.24)

「Hammock Gallery」模型

SUEP.末光弘和+末光陽子建築作品展
2015.1.18─2015.2.27
田園城市藝文空間

自然界は、様々な形の原理と有機的な合理性に満ちあふれている。建築を、植物と同じように地球上の自然の中につくられる生成物だとみなしたとき、私たちが普段建築をデザインする時に扱っている機能や構造、工法等の合理性は、実は自然界にある多種多様な合理性の一端でしかすぎない事がわかる。それらは、あくまでも人間がつくった人工的な世界の中での小さな合理性でしかすぎず、それを自然の中に定着しようと考えた時、この自然界に存在する有機的合理性を取り込む事が必要になる。環境の世紀と呼ばれるこの時代において、私たちが目指すべき建築はどのようなものであろうか。ここにヒントがあるように思っている。地球上の自然に目を向けると、私たちは、様々な循環系の中にいる事がわかる。それらは全て、太陽からもたらされた膨大なエネルギーが地球に到達する事で生じたムラによって、エネルギーが形を変えて移動し、私たちの身の回りで、光や風や水等の循環系として運動している。私たちがデザインしている建築は、この目に見えないエネルギーの運動体の中にいるのである。

自然界の創造物である生物をよく観察する必要がある。自然界の生物は環境に適応するため、進化の過程で、それらを取り巻く循環系の中で最適な形になっている。また、その場のエネルギー循環を最大限利用するための環境システムを内包している。そして、その場にある素材を使いながら、最小の要素で最大の効果を得られるような進化のプロセスをとる。樹木を見れば、それは光がつくり出す形である事がわかる。樹木は光合成するために、枝分かれし、最大限の表面積を確保しながら葉を茂らせる。砂漠にできる風紋を見れば、風がつくり出す形である事がわかる。砂の粒子と摩擦、風向きと強さなどによって美しい模様になっている。海の中の魚を見れば、水がつくり出す形であることがわかる。水流への抵抗を最小限にするように流線型になっている。

自然界では、こういった様々な合理性のバランスの中で形をつくっているのである。

私たちが目指している建築では、これら、自然の原理に学んで形をつくり、その循環系の一部となることで、地球に負荷をかけず、自然の生み出す豊かさを享受することができる。そして、自然循環系の一端を担う事で、地球に対しても貢献できる建築にもなりうる。これまでの建築の歴史の中で、自然からインスピレーションを得たデザインの潮流は幾度もあったが、それらは、あくまでメタファーとしての自然を超えていなかった。私たちは、このバイオミミクリーという手法で、自然から学ぶデザインを考えるとき、シミュレーション等の最新の技術を駆使して、科学的な根拠とともに自然と人工を調停できる、有機的合理性を持つ新しい建築や都市のあるべき姿をつくっていけるのではないだろうか。


仿生/自然型態

「House toward Sun」模型

SUEP.末光弘和+末光陽子建築作品展
2015.1.18─2015.2.27
田園城市藝文空間
自然,存在著滿足於各式各樣型態原理以及機能的合理性。如果將建築視同為自然界中的植物、也屬於地球上的一種生物,那麼也就不難想像建築在設計過程中所需要顧及的機能、構造或工法等合理性,事實上就等同於存在自然界中的各種合理行為。因此,將人類在追求建築極限的同時所探討的各式各樣合理性,放到自然界的某個對等關係中來思考,以得到相應於自然界中的有機合理性,就是一個必要的過程。對於強調環境共生的這個時代來說,我們所追求的到底是怎樣的建築,從這樣的關係中就可以找到答案。如果認真觀察我們所身處的自然,會發現我們其實是存在於一個循環系之中。所有的一切,都是藉由太陽所產生的巨大能量傳遞到地球表面,隨著不同形式的能量轉換,在我們身邊重複來回,以光、風、水等不同的循環系統運轉著。而建築,也就在這看不到的循環中逐漸成形。

仔細地觀察自然界所創造的生物是必要的。生物為了適應自然環境,透過進化過程發展了在整個循環系統中最適合生存的型態。另外,為了取得並最有效地利用生存場域中的循環系統,環境系統也影響著進化的型態發展。因此,有效地利用生存場域中的既有素材,就會成為在進化過程中,以最小的要素得到最大效果的關鍵。如果仔細觀察樹木,就能瞭解透過樹葉隱約透光的原理:樹木為了進行光合作用,將樹枝細分、並利用樹葉來進行最大表面積的利用。如果仔細觀察沙漠中的特殊紋理,就會發現那是由風所形成的;那一道道美麗紋理,是透過砂礫間的摩擦、風向或強度而刻劃出來。如果仔細觀察水中的魚,就會發現魚的型態是由水流所影響成形;牠們為了盡可能減少水阻力,應運而生出流線型的魚體。

自然界中,就這樣存在著在理性的均衡之中所衍生出來的各種型態。

我們所尋求的建築,是透過學習自然的原理來設計建築、並透過使之成為自然的一部分,創造出能夠不造成地球負擔、同時能享受應運自然而生之豐沛資源的建築;並且,也透過成為自然循環系的一部分,而成為能對地球有所貢獻的建築。至今為止的建築歷史中,也曾有過幾度蒙受自然啟發的設計潮流,但是在那些潮流中,自然多半是作為隱喻,並未被真正跨越。我們以這個仿生╱自然型態的手法,從自然之中學習設計時,使用了最新的模擬實驗技術,以科學為據來試著調停自然與人工之間的對立,希望能創造出具有有機合理性的嶄新建築或都市樣貌。
( 譯╱方尹萍)

「Double Roof House」模型

SUEP.末光弘和+末光陽子建築作品展
2015.1.18─2015.2.27
田園城市藝文空間



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